水中ドローンを使った水中調査
近年ドローンと言う言葉を聞かない日は無いくらいに注目されています。元々の意味は、「唸る」の意味で、ドローンに付いているモーター音から来たとされています。空のドローンも含めてですが、ドローンとラジコンの違いに大きく関係しているのが、制御方法の違いです。
●自立制御(機体自体が各センサーの信号を受けて自動で行動が出来る事)
●手動制御(各操作を全て人の手によって制御している事)になると思います。
この自立制御システムが、以前とは比べ物にならない位に進歩した結果が、今のドローンを支えています。機体自体が、行動を制御してくれるので、人の手によって可能な作業が増えました。その一番の恩恵を受けたのが、高機能のカメラによる「撮影」です。
調査=「見る事」そして見た内容を「記録する事」これが、今までの人の行動では制限されていた範囲に、ドローンが入れる様になって、可能になったのです。
地球全体の70%以上は水です。そして、日本は周りを全部水に覆われた島国です。その水の中は、余りにも環境が過酷なために、今までは容易に立ち入るが出来なかったエリアです。水中ドローンを使って、今まで入り込めなかった水の中(人が容易に入れなかったエリア)に「見て」「記録する」事。その範囲を広げる事が、水中ドローンを使った調査の未来です。
水中ドローン
fifishv6/fifishv6s
型番 | fifishv6 / fifishv6s |
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寸法 | 383 x 331 x 143 mm |
重量 | 3.9 kg (fifishv6s4.1kg) |
スラスター数 | 6 |
操作性 | 6 DOF(自由度) |
動作 | 左右、上下、前後 |
回転 | 360°ヨーリング、360°ピッチ、360°ローリング |
Posture Lock™ | ± 0.1°ピッチ角度または ± 0.1°ローリング角度、全方向稼働 |
深度維持 | ± 1cmに保持 |
スピード | 静水で最高3ノット(1.5 m/s) |
最大深度 | 100m |
操作温度 | -10℃~60℃(14 °F~140 °F) |
最長稼働時間 | 最長4時間(fifishv6s6時間) |
バッテリー | 定格出力9000 mAh / 97.2 Wh |
カメラ
センサー | 1/2.3” SONY CMOS |
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有効画素数 | 12 MP |
ISO範囲 | 自動/手動で 100-6400 |
レンズ | 視野 166°f/2.5 |
最短撮影距離 | 0.4 m |
シャッター | 5~1/5000 秒 自動/手動(電子シャッタースピード) |
撮影数 | 1 / 3 / 5 / 7 / 10 フレーム |
ホワイトバランス | 2500K~8000K 自動/手動 |
露出補正 | - 3 EV~+ 3 EV |
写真解像度 | 4:3: 4000 x 3000 |
写真形式 | JPEG、DNG |
ビデオ解像度 |
4K UHD:25/30 fps 1080P FHD:25/30/50/60/100/120 fps 720P HD: 25/30/50/60/100/120/200/240 fps |
ビデオ形式 | MPEG4- AVC/H.264、HEVC/H.265 |
手ブレ防止 | EIS(電子式手振れ防止) |
色系 | NTSC&PAL |
メモリー容量 | 64 GB |
ライト
輝度 | 4000 lm |
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CCT | 5500 K |
照射角度(ビーム角) | 120° |
調光制御 | 3段階 |
コントローラー
ワイヤレス | Wi-Fi対応 |
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バッテリー稼働時間 | 最長4時間 |
SDカードサポート | Micro SDカードFAT32およびexFAT形式(128GBまで) |
ケーブル
長さ | 標準100m (328フィート) ※(200m特注) |
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耐荷重 | 80 kgf |
リール
寸法 | 238 x 207 x 160mm (9 3/8 x 8 1/8 x 6 1/4インチ) |
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限度収納可能サイズ | 100m (328フィート) |
ロボットアーム
握力 | 5kg |
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引き上げ能力 | 10kg |
リンク集
QYSEA FIFISH V6 メーカーリンク
QYSEA FIFISH V6s メーカーリンク
水中ドローンで撮影した海中 by 仙台湾 七ヶ浜町菖蒲田漁港
潜行深度 100m 水平移動可能距離100m(オプションで200m)
淡水は無論、海水での潜行も可能です。また流れがある場所での撮影・調査は0.7m/sの水流まで可能です。ダム・船底・海中の構造物、養殖棚の調査・ダイバーさんの補助監視等、今まで人が容易に入ることができなかったエリアの調査・撮影作業が可能です。
カメラを水面より上にして行動ができるため、水中だけではなく、水面上の調査・撮影も可能です。上の動画では、漁港内で水中ドローンで水中ドローンを撮影している様子です。4K画質25FPSでの撮影のため非常に綺麗な映像になっています。
水深が深く光が届かない場所での撮影も想定して、4000ルーメンのライトも付属しています。また、相互監視等水中ドローンの2台体制でも稼働できます。